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祝 辞
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鎌谷 昭様
 ​お祝いの言葉
 少し遠くへ、来過ぎてしまいました。
 そのため皆さんと一緒に今日の親睦会を祝えないのが心寂しいのですが、そんな寂しい気持ちをかき消すときは、サンパウロにいたら、今日の会には一番早く会場に駆けつけ、入口に陣取り、出席する人たち一人一人と、心を込めてハグすればたちまち元気な気持ちに満たされるのではないかと思います。
 心が今感じている感情を表現する一番いい方法はハグすることだと教えてくれたのは、ガウーシャの若い女性でした。地下鉄の車内で知り合い、気があって話しが長引き、駅構内で話し合っていました。記念にハグして別れたいと告げられ、とても恥ずかしかったのですが拒む理由は見つからず​、傍を通り過ぎる人たちを意に介せず応じました。
 フォースにきてこれからどうするかな、と考えたとき覚えたマッサージ治療で良くなり、喜んでもらえるのなら続けたいなぁ、と思いました。相談する友人が誰一人としていない街で治療する場所探しに苦労し、弱音を吐きたくなったとき、楽書倶楽部が届き、皆さんの文章に出会えるとホッとして、こんなに多くの仲間がいる、くじけるわけにはいかないぞ、と元気がでました。無言の応援ありがとう。一年後いい所がみつかりました。
 今日の集まりがうんと盛り上がることを期待しています。いつまでも元気で長生きされますように。
   2023年8月  鎌谷昭


 
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吉田恭子様
祝辞。 
​ この度は、楽書
倶楽部第五回親睦会の無事開催おめでとうございます。こころからお喜び申し上げます。三年前の二〇二〇年に楽書倶楽部の十周年を記念して行われる予定であった第五回親睦会は、思いがけず世界中で拡がってしまったコロナ禍により、開催直前に取りやめとなり、皆さんとてもがっかりされたことと思います。前園さんや石田さんとご一緒に親睦会の準備を万端に整えるご苦労をしてくださった皆さんには、苦渋の決断だったことと思います。それが三年の月日を経て再度準備に奔走してくださったお陰で、今日このように多くの皆さんの参加を得て開催され、本当にうれしく思います。前園さん、石田さん、皆さん、ありがとうございます。
 楽書倶楽部は二〇一〇年二月にお亡くなりになった野口浩さんを追悼する創刊号が四月に出版され、以来十三年の長きに渡り多くの方たちの参加を得て続いてきました。私自身は生前の野口さんを存じ上げませんが、多くの皆さんに慕われておられたことが、楽書倶楽部につながったことは良く理解できます。
 楽書倶楽部は文章などを寄稿される方々、それを編集して出版してくださる々、そして、それを楽しみに受け取り、読んでくださる方々がいて、これまで愛され、続いてきた貴重な存在です。でも、その存在の一番の根底には皆さんを気遣う優しい、前園さんや石田さんのお人柄と情熱があることは疑う余地もありません。これまでのご尽力にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございます。
 前園さん、石田さん、皆さんどうかくれぐれもお体をご自愛ください。楽書倶楽部がこれからもできる限り長く続くことをこころから願っています。 
​ 二〇二三年八月、 吉田 恭子
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