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アンカー 1

Mesmo com dia de sol, nível do Guaíba continua alto em Porto Alegre

Enquanto o medida de alerta é de 2,5 metros, nível atual está em 5,26m

Em meio às enchentes, as fortes chuvas que atingem Porto Alegre desde a semana passada cessaram e o Sol voltou a predominar desde o domingo (5), mas mesmo assim, o nível do Guaíba continua alto, já que o lago recebe águas vindas de outras regiões. Enquanto a medida de alerta é de 2,5 metros, o nível atual do Guaíba, de acordo com o Centro Integrado de Coordenação de Serviços, está em 5,26 metros. No domingo, a medida chegou a 5,31 metros.
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 石田さん お元気ですか
 長い間ご無沙汰です。
 ポルトアレグレの水害ですが私の家は高台ですので大丈夫です、只 水道の水が昨日から止まっていますのでタンクが終わらないよう節約して使用しています。

 ポルトアレグレは大きな湖300数十キロ離れた海に出るまで続く、に面した都市ですのでRS州の地方に降った雨はこの湖に集まります。大きな水害が出た地方の水は減って来ていますが今はポルトアレグレ近郊へ集まり史上最悪の水害となっています。
 今日現在も水嵩は増しています、雨は今日の午後には止む予報ですが、5m以上あるグアイバ川湖の水嵩が減るのは10日程かかるようです。

 当分は家でおとなしくしている他仕方ありません。お互い高齢者ですので身体に気をつけてゆっくり過ごしましょう、

ではまた
小島健彦

        ( 193) 2024/07/31    桑原さんからメールが届きました。

 近況、田中公さんを見て想い出した事 国力 暑い夏
 

 しばらくご無沙汰しております。
 先日、星座の会の近況で田中公さんの誕生日を祝って集まった写真を見ることができました。最近、3人の写った写真は久しぶりで皆さんお元気そうで何よりと感じています。
 日本とBasilとの間の郵便事業コロナ禍においては丸々3年間日本よりBasil宛には郵便物を出せない状態が続きました。毎年何人かに出していた年賀状も例外ではなく出せないのでE-mailに添付して出した年も有りました。昨年(2023)春からEMSを含めて郵便物を以前のように普通に出せる様になりましたが3年間のブランクは長くBasilが少し遠くになった様にも感じられます。


 こちらの近況では田中さんの写真を見て想い出すことが有りました。田中さんの出身地は福岡県の八女市だと聞いたことがあり、その近くの江南原(えなみばる)地域の干魃をテーマに取り上げた文庫本を読んだことです。作者は帚木蓬生(ハハキギホウセイ)福岡県出身の作家/医師で“水神”(スイジン)という題名の本で上巻と下巻の大作です。


 田中さんは江南原に比較的近い場所で過した様ですので学校などで5人の庄屋と一人の老武士が結則して筑後川の中流に潅漑用の堰を作り上げる話、聞いた事が有るかも知れません。時代は江戸時代初期にさかのぼり、近くに筑後川が水量も多く流れているのにその川の南側は高台になっていて何代も前から干魃に悩まされて米をはじめとする農作物が良く育ちません。
 毎日二人の農民が組んで長い綱の付いた桶を使って数メートル下の川から水を汲み上げ水路に流す作業を毎日々一年中、朝から晩まで続けます。一日専念しても僅かな水しか水路に放水できず年貢を納めるのも大変で苦難の日々が続いていきます。この江南原地区には30近くの村が有り、こんな状況の中五つの村の庄屋が立ち上がり自分の私財をなげうってこの干魃を解決しようと相談し合い、一方一人の老武士も庄屋達に協力していく物語で大変感動した一冊でした。私財をなげうつだけでも大変なのに物語は上手くいかなかった場合は5人が磔の刑も覚悟している場面があり庄屋達の意気込みには感服させられます。    

 付け加えますと、江戸時代に新潟県の長岡藩での出来事で“米百俵”と言われる物語が有りますが今回この本の様に九州地方でもこんな教科書にも載せたいくらい立派な庄屋や武士の物語が有ったとは知りませんでした。


 話は変わりますが日本に帰国して34年目となりブラジルで働いていた期間約20年を大幅に越えてしまいました。日本に住んで日々感じる事は相対的に国力が低下していくことが感じられます。長い間世界第2のGDPを維持していた日本でしたが2010年に中国に抜かれて第3位となり今年中にはドイツに抜かれ第4位に転落する模様です。この後何年か先にはインドにも抜かれて第5位になるのも時間の問題のようです。
 その国力の低下にかなり影響しているのが日本では休日が余りにも多すぎると個人的には思われてしまいます。現在休日が年間16日間ありその休日が日曜日に当たると翌日の月曜日が振り替え休日となり無理矢理最低3連休となっています。また成人の日、海の日、山の日、敬老の日、スポーツの日についてはこちらも3連休になるよう日を固定せず従来の日付に近い月曜日がその祝日になっています。
ちなみに2024年の休日は数えてみたら21日間もありました。
 休日ともなれば日本の北海道から沖縄までの大中小の多くの企業がストップしてしまうので生産性の面で大きな損失となっていると考えられます。それに加えて休日ともなると普段は車に乗らないような人達まで車を持ちだして猫も杓子もその季節にあった観光地を目指すので高速道路は休日ごとに大渋滞を繰り返していますし新幹線も空港も大混雑です。


 そこにいくとブラジルを含め欧州などは法律で決められていて、あらゆる労働者に対して、年間一ヶ月の年休(Ferias)が与えられるシステムは大変優れたものと考えています。一つの企業で課長が年休で休んでも社員が何人か休んでもその企業の生産が止まる事は無く日本のように何万もの企業が休日まみれになっていては国力も落ちてしまいます。この制度があれば年休を一人の人が取る時期は、ほぼ均等に分散して一年間の内の一ヶ月を休むので高速道路、新幹線、空港など渋滞や混雑になることは考えにくいです。
 ブラジルではカーニバルの時期と9月7日の独立記念日前後はバスや飛行機それに道路などかなり混み合った事は経験しました。依ってブラジル国内で大規模に混雑するのは主にこの二つのエベント位になるような気がします。しかしながら日本では休日は良いことだと自民公明党の政権与党が良かれと始めたけれど毎年20回余り、新幹線、飛行機、バス等の混雑や全国の高速道路での大渋滞が続いています。

 毎日TBSラジオを聞いて過していますがこの局のコメンテーターが言っていた海の日(7月)山の日(8月)の休日にいたっては笑ってしまいますとコメントしていたので的を得ているなと感じた次第です。世界的に見てこの様な名前の休日はほとんどない様です。
 

 私も帰国したばかりの頃、静岡県の御殿場の保養所に知り合いの紹介で5月のゴールデンウィークに運良く予約が取れたので朝早く国分寺を出発しました。日本の連休の道路がどれだけ混むか予測も出来ず恐れもせず出かけたら案の定何カ所も渋滞に巻き込まれ100km前後の距離なのに楽しみにしていた夕食までに宿に到着できず苦い経験となりました。それからは出かける時には道路状況を良く確認してから出かけるようにしましたが兎に角東京は人口が多く連休における車の数も半端ではなく余りにも多くビックリしました。
 

 その一方、失われた30年とも言われこの30年余り大卒、高卒の初任給はほとんど上がらず一般のサラリーマンの給料も上がらずその反面2023年後半から円安傾向となり日本の物価が海外の人からみると安く、凄い人数(6月には317万人が来日)の外国人が日本に来て円を使いまくっている様です。特に多い国が韓国、中国、台湾からの旅行客で次いでアメリカと続きます。欧州、中近東、東南アジア諸国やオーストラリアの国々からも来日者が多く、テレビのインタビューなど聞いていると、彼らもやはり日本の物価が兎に角安いと感じているようです。ただし日本に住んでいる一般の国民には円安と共に原材料の値上がりなども相まって、特に食料品の値上がりが目立ち生活していて安いなどと感じた事は有りません。


 もう一つがここ数年の日本列島の夏場の気温の高さです。今年も7月中旬頃より猛暑が始まり多くの人が熱中症で入院したり亡くなる人も出ています。これを書いている7月29日には栃木県の佐野市で41℃、浜松市と館林市で40.2℃、都心で37.2℃となっています。気温が36℃、37℃ともなると日本列島は全般に湿気も多いので今までに感じた事がない暑さで人間が住む場所ではないと感じてしまう程です。  
 こんな高温な日本列島になるとブラジルの高原に位置するサンパウロの気候が羨ましくなります。  世界的に温暖化が進むなかサンパウロでも多少の平均気温が上がっているかも知れませんが湿気が少ないだけ未だ良いと感じます。エアコンを使ってリビングや部屋等は冷房できても町全体を冷やすことはできないのでこの先の夏の日本列島はどうなっていくのか心配です。 

 

 今回は最近読んだ文庫本や日頃感じている事を書いて見ました。皆様も住んでいる州や市の近況など書いて見て下さい。  では今回はこれで失礼します。      
2024年7月31日  東京都昭島市武蔵野3-4-23-801    桒原哲夫




 

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